安くなるまで待ったほうが良いのか

太陽光発電に関するアンケートによると「商品価格や設置費用が安くなったら太陽光発電を設置したい」と考えている人が全体の3割くらいいるそうです。たしかに現在の太陽光発電システムの価格は決して安いとはいえないレベルです。ここ10年の価格推移を見てみれば、太陽光発電のシステム価格は3割ほど安くなっているのですが、それでも初期費用として200万円程度は必要となっています。
こういった価格の推移を見て消費者の多くが「将来的にもっと安くなるだろうから、その時に設置しよう」と考えるのも当然なのかもしれませんが、安くなるまで購入を控えるということは本当に経済的なメリットにつながるのでしょうか?
たとえば、現在200万円の太陽光発電システムが150万円で購入できるようになったとしましょう。太陽光発電には補助金が支給されますから、補助金を利用することでさらに出費を減らすことができると考えがちですが、実際にはそうならないでしょう。
というのも、太陽光発電の価格が安くなれば補助金の支給額も減らされるからです。現状でさえ、多くの地方自治体の補助金の支給額は減ってきています。今後もこの傾向は続くでしょう。ですから、価格から補助金を差し引いた費用は現在も今後も変わらないということになるでしょう。
また、太陽光発電ではつくった電力の余剰分を電力会社に買い取ってもらうことができます。この買取価格は現在非常に高く設定されていて、1kW当たり42円となっています。しかし、これから太陽光発電が普及して売電量が増えてくれば、需要と供給の関係から買取価格は値下がりするでしょう。
これでは、せっかくシステム自体の価格が安くなったとしても売電による収益が減ってしまいますから、結局は経済的なメリットは相殺されてしまいます。売電価格は申請時の価格が10年間固定されるので、1kW当たり42円という高い買取価格の現時点で太陽光発電を購入したほうが長期的に見るとお得なのかもしれません。

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